この世界には愛の歌が溢れてるはずなのに
何故、憎しみは消えないの?
誰もが幸せを望んでるはずなのに
何故、争いは絶えないの?
言葉だけじゃ見えなくて 心だけじゃ伝わらなくて
月明かりから はぐれてゆく
遠くで聴こえる 街のざわめきは
変わらない日々への願いと、かすれた叫び
何も捨てないで 生きてゆけるなら
悲しみはいつか 夢で終わるかな…
この世界には誰の代わりもいるはずないのに
何故、過ちは繰り返されるの?
強さだけじゃ守れなくて 優しさだけじゃ乗り切れなくて
握った手から こぼれてゆく
遠くへと続く 道のその先には
僕らが選んだ明日と答えの続き
何を捨てたなら生きてゆけるかな?
どれだけの事を解り合えるかな?
この世界には愛の歌が溢れてるはずだから
悲しみもいつか夢で終わるから
誰もが幸せを望んでるはずだから
この歌もいつか意味を持たなくなれば良い…
■コメント■
アメリカで起きたツインタワーへの自爆テロ。
ほぼリアルタイムで深夜のTV画面に流された映像は目を疑うという言葉通りのもので、信じがたいものでした。
ただ、僕にとってはテロを起こした側の行動も、それに対してのアメリカの報復も結局は一方的で
僕からすれば間違った正義でしかなく、人間が起こしたものを都合の良い”神”と結びつけている感があるのも全然納得がいかなくて。
ずっとそのモヤモヤを形にしたいと思っていた最中、ライブを観に行った時に、そこに出ていた人がラブソングだけのライブというのをやっていて。
それを聴きながら、ふと最初の2行が頭に浮かび、ライブから帰ったあと作った曲です。